チャイコフスキー
組曲第1 番 ニ短調 作品43
P.I.Tchaikovsky Suite No.1 d-minor op.43
チャイコフスキーはその親しみやすい作風から、クラシック入門の企画などで採り上げられることが大変多い作曲家である。叙情的で流麗・メランコリックな旋律や、絢爛豪華なオーケストレーションが人気の要因となっている。またリズムの天才と言われ、一つのフレーズを発展の連結にしたり、半音階上昇させたり、または下降させたりと他の作曲家には見られないものがある。曲想はメルヘンチックであり、ロマン濃厚といわれる表情が見えたりする。
作品は多岐にわたるが、とりわけ後期の交響曲・バレエ音楽・協奏曲などが愛好されている。
1.第1 曲「序奏とフーガ」
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2.第2 曲「ディヴェルティメント」
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3.第3 曲「間奏曲」
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4.第4 曲「小行進曲」
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5.第5 曲「スケルツォ」
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6.第6 曲「ガヴォット」
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チャイコフスキーの組曲第1番。知っている人がとても少ないみたいです。かく言う私も、ちょっと前にTAOの曲決めで俎上に上るまでは、その存在すら知りませんでした。聴いたことがない人が多い=プロによりあまり演奏されないということなので、こうした曲に触れられることがアマオケの演奏会のメリット・・・と聴いた後に思っていただけるような演奏を目指したいのですが、はたして。。
●第1 曲「序奏とフーガ」 ・・・・・・・・ ニ短調
4/4 拍子 Andante sostenuto - Moderato con anima
●第2 曲「ディヴェルティメント」 ・・・ 変ロ長調
3/4 拍子 Allegro moderato
●第3 曲「間奏曲」 ・・・・・・・・・・・ ニ短調
2/4 拍子 Andante semplice
●第4 曲「小行進曲」 ・・・・・・・・・・ イ長調
2/4 拍子 Moderato com moto
●第5 曲「スケルツォ」 ・・・・・・・・ 変ロ長調
4/4 拍子 Allegro com moto
●第6 曲「ガヴォット」 ・・・・・・・・・ ニ長調
4/4 拍子 Allegro
この第1番を含め、チャイコフスキーの「組曲」は4つあり、全て第4交響曲から第5交響曲の間に書かれています。組曲第1番は1878 年8 月28 日から作曲が開始され、1879 年4 月27 日にひとまず完成するのですが、全ての楽章が偶数拍子、こりゃいかんということで3拍子のディヴェルティメントが挿入され、最終的には同年9 月3 日に完成をみました。
この組曲はまさに「チャイコフスキー詰め合わせ」です。交響曲のようにぴーんと曲全体が張り詰めた感じは少なく、要は気楽なのですが、演奏側からするとそれがまた難しい。素描的音楽であるほど曲が懇切丁寧ではない分、すさまじいセンスが要求されるものです。しかしそこは絵の素描と同じで、描き込みすぎていないからこそ見えてくる、作曲家の魅力的な個性が匂いたつスコアです。
初演は1879 年12 月21 日、モスクワでニコライ・ルービンシテイン指揮のロシア音楽協会演奏会で行われました。第4曲「小行進曲」は、中でも特に好評だったとのことですが、後のバレエの傑作「くるみ割り人形」のサウンドの源流が聞かれると団員の間でも評判になっています。おっとだらだら書いていたらお別れの時間がやってきました。ちゃん!(と組曲らしくあっさり終わってみる)
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